先日、当院にこんなメールが届きました。
「小学6年生でも猫背矯正が受けられますか?」
というものでした。
答えは「はい。当院の猫背矯正は受ける事が出来ますよ。」
小学6年生は姿勢を直すのによい時期だと思います。
このお話はまたのちほど。
ということで、今回は『子供の猫背』に関するお話をしたいと思います。
職業柄気になるからかもしれませんが、最近、猫背の子どもをよく見かけるようになりました。
その背景には、スマホや携帯型ゲーム機の普及や、小学校でのタブレットによる勉強などが影響しているのではないかと思います。
あと、ランドセルの中身の重さも気になってます。ランドセルが重く、後方に重心がいく為、がんばって前傾姿勢で歩いている小学生をよく見かけます。
このような様々な要因が増えて、猫背の子どもが増えているのではないかと推測されます。
子どもの猫背を治すのに必要な事とは?
今回、メールを頂いたように、当院ではお子さまが猫背で気になっているご両親からご相談を受けます。
その中でも、「〇〇歳の子どもですが、猫背矯正で猫背が治りますか?」という質問が多いです。
その答えとしては基本的には何歳という決まりはありません。
しかし、当院では、子どもの猫背に対してはある基準を設けて、施術を受けています。
その基準とは
①お子さまがこちらの話を理解できるか。
②ご家族の協力が得られるか。
③お子さま自身にやる気があるか。
です。
なぜ、このような基準を設けているかというと、猫背を治すのに施術だけでは本当に治るということにはならないからです。
確かに猫背矯正をした後は、大抵の猫背は改善されます。しかし、それは一時的なもの。
2~3日したら戻ってしまう可能性が非常に高いのです。
これは猫背だった記憶が強く残っているからです。【形状記憶理論】
では、猫背をしっかり治すにはどうしたらいいのか?
それを実現するために「基準」を満たしていることが大切なのです。
お子さまがこちらの話を理解できるか?
施術だけでは猫背は治す事が出来ないというお話をしました。
では、どうしたらいいのかというと、日常の生活が大切になってきます。
今まで通りの生活では、元の猫背に戻ってしまうのは当然のことです。
よって、当院では、日常生活で気を付けなくてはいけないことや、改善しなくてはいけないことをしっかりお伝えしています。
その内容が理解できないと実行できませんので、話が理解できるという基準を設けています。
家族の協力が不可欠
お子さまがこちらの話を理解できたとしても、そこはまだ子どもです。
ご家族の支えがなければ、なかなか実行できないことも多いと思いますので、当院ではご両親にも猫背に関するお話をさせていただきます。
ご両親が猫背に関しての知識が乏しいと、お子さまに対して適切な指導が出来ないですよね。
例えば、子どもに対して姿勢を注意する際、「シャンとしなさい!」と言うのをよく耳にしますが、これでは子どもも訳が分かりません。「シャンってどういう感じなの?」と頭に疑問符が浮かんでしまいます。
そして、子どもにとって意味が分からない表現で姿勢を注意し続けていては、子どもにとっても苦痛であり、拒否反応を起こしてしまうかもしれません。
また、ご家庭で行うセルフケアに関してもお子さまと共にご両親にも指導させて頂きます。
よって、ご両親も猫背に関する知識と治し方を理解して頂き、ご家庭でお子さまにしっかり指導してあげることが必要不可欠なのです。
さらに、ご家庭では猫背を治すための環境づくりも大切です。
例えば、勉強机や椅子の高さを身長に合わせてあげることなど、姿勢を崩す要因となりそうなものの改善も必要となります。
やはり最後は本人の気持ち
お子さま自身、特に小さい子に猫背を治すことへのやる気を要求するのは難しいかもしれません。
しかし、私の経験から子どもも大人もそうですが、本人が治そうと思っているのといないとでは改善に大きく差があるように思います。
よって、少しでも姿勢を良くしたいという気持ちを持って行ってもらいたいと考えています。
子ども猫背は何歳ごろに治したらいいのか?
先程、治す年齢は決まっていないと言いました。
しかし、当院の基準を満たすには、小学校5~6年生くらいからが良いのかと思います。
また、骨や筋肉等の成長が盛んに行われるようになるこの頃が最適ではないかと考えています。
まとめ
子どもの猫背を治すには、日常の注意事項がある程度理解でき、実行できる年齢が最適です。
また、子どもと共に、家族みんなが姿勢に関して正しい知識を持ち、サポートしてあげることがとても大切だと思います。
家族みんなでセルフケアの運動をしたりして、楽しく姿勢を改善していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
岐阜県岐阜市加納新本町1-1
早野接骨院
Tel:058-271-5105