季節の変わり目は体調不良対策を!

8月も月末を迎え、ふとした風に秋の気配を感じるようになりましたね。

 

ひどかった酷暑から涼しくなってきたのはいいのですが、

人によってはだるさを感じたり、風邪をひくことがあるかもしれません。

 

ただ、ここで気を付けていただきたいのは、

単に涼しくなったから風邪など(体調不良)になった

というほど単純な話とは限らないということです。

 

実は・・・、夏から秋への季節の変わり目でおこる

「体調不良」は自律神経の働きの乱れが原因の可能性があります!

 

なので、体調を整えるためには、

自律神経の働きを整える必要があったのです。

 

以下で詳しく書きます。

 

自律神経とは2つの「自動回路」 

まず、自律神経とは、身体にいくつかある神経の一種です。

 

そしてその働きは、”私たちの意思とは関係なく”

身体の状態を「自動的にちょうどよく調整(自律)してくれる」

という「自動回路」のようなものです。

(後述しますがメンタル面にも影響します)

 

例えば、冬の寒さや夏の暑さの中でも体温を一定に保ったり、

食べたものの消化・吸収や、血流と心臓の鼓動(脈拍)についてなど、

さまざまな面でコントロールしてくれているのです。

 

しかも自律神経は正反対の働きをする2つの神経からなり、

互いに交代しながら、バランスよく身体を調整しています。

2つのうち、一つは主に昼間の活動時に働く「交感神経」、

もう一つは夜間の休息時に働く「副交感神経」です。

 

2種類の神経がどう働くかによって、

”身体”だけでなく”心”の調子も変わります。

 

”活動”の交感神経が強く働く(優位といいます)と、

血圧が上がり、心拍数も上昇!

瞳孔も拡大して、心身の興奮状態になります。

 

一方、”休息”の副交感神経が優位に働くと、血圧が下がり心拍数は減少。

瞳孔も収縮し、心身のリラックスした休んでいる状態になります。

 

自律神経の乱れと現れる症状

自律神経が乱れた状態とその原因

自律神経が身体を最適な状態に調整してくれているということは、

それが乱れてしまうと、体調不良になるということですよね?

 

乱れとは、具体的にいうと、交感神経と副交感神経の

”切り替えのバランス”がうまくいかなくなったり、

それぞれの神経の”働き方の異常”が起きた状態です。

 

 

自律神経が乱れる原因は4つのストレス

自律神経の働きが乱れる一番の原因はストレスです。

 

「現代はストレス社会」とよく言われるくらい

常に私たちはストレスにさらされ続けていますよね。

 

ただし、ストレスとは人間関係にみられるような

”精神的なもの”だけではありません!

 

以下の4つのストレスがあります。

 

1、精神的ストレス(対人関係やイヤだと思うことなど)

2、気温・湿度のストレス(天候の急な変化など)

3、薬物のストレス(タバコやアレルギー源など)

4、構造的ストレス(猫背のような不良姿勢)

 

なので、冒頭でふれた季節の変化(陽気の変化)も立派なストレスになります。

(2番目の「気温・湿度のストレス」)

 

体調不良になったら同時にストレス対策もしないと

なかなか元の健康な状態には戻りにくくなっているのでご注意ください。

 

また、すでにご存知かもしれませんが、

自律神経の働きが乱れて体調不良になることを

「自律神経失調症」といいます。

 

以下のような症状にお心当たりのある方は

自律神経の働きが乱れている可能性が高いです。

・不安や緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、

頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などがある。

 

・胃酸が過剰に分泌され、胃の痛みや胸やけを感じる「神経性胃炎」、

腸のぜん動運動に異常が生じて腹痛を伴う下痢や便秘が起こる

「過敏性腸症候群」になった。

 

・突然浅く速い呼吸を繰り返す「過呼吸症候群」になり、

息苦しさの他、めまいや手足のしびれがある。

 

参考:自律神経ってなに?乱れるとどうなるの?

 

 

自律神経を整える3つの方法 

 

自律神経の働きを整える方法をご紹介しますが、

症状が出てからだけでなく、

まだ発症してない方の予防にもなります。

 

1、食事の見直し

特に若い人に見られがちですが、食生活が乱れているとよくありません。
 
例えば、朝食抜きの食生活やジャンクフードばかり食べている、
 
ダイエットなどでバランスの悪い食事内容をしているような場合です。
 
 
自律神経を含めた心身の健康的な食事には
 
適度なカロリーだけでなく、そこに含まれる栄養素も大事です。
 
 
特にカルシウムは、”神経の伝達に重要な役割”を果たしますし、

不足すると精神的にも悪影響を及ぼし、怒りっぽくなったり、イライラしやすくなるのです。

 

カルシウムというと、一般的には小魚のイメージがありますが、

乳製品や、豆腐などの大豆製品、小松菜などにも多く含まれているようなので

それらを食べるようにしてください。

 

また、ビタミンB、Cの不足もイライラのもとになるそうなので、

ビタミンB1なら肉、豆、玄米、チーズ、牛乳、緑黄色野菜、

ビタミンCは緑黄色野菜、果物をとるようにしてくださいね。

 

(ビタミンB1とCは緑黄色野菜に一緒に含まれるようなので、

 そういう野菜を食べると同時に必要なビタミンが摂れてお得な感じです)

 

参考:ビタミン・クラフト株式会社

 

2、睡眠

規則正しい生活リズムを守り、しっかり睡眠をとることも大事です。

 
なぜなら、それが交感神経と副交感神経の切り替えを正しくするからです。
 
 
2つの自律神経が正しくバランスよく働くようになると
 
夜の睡眠でしっかり心身の疲労がとれ、
 
昼の活動もより元気できるようになってくることでしょう! 
 
 
 
前述の自律神経失調症の症状の一つに「不眠」があるのですが・・・・
 
すでに不眠の症状がある場合は、専門医に相談の上、
 
導眠剤を処方してもらってもいいかもしれません。
 
 
 
実際に眠れなくても、夜は横になって目をつぶっているだけでも
 
心身は休息できるので毎日決まった時間に床につく、起床する、
 
といった生活リズムを守るようにしてください。
 
 
また、「寝る前2時間くらいはスマホを見ない」
 
という対策も不眠には有効ですが、
 
それは液晶画面のブルーライトが脳を刺激し、
 
興奮させて眠れなくすることを避けるためです。
 
 

3、姿勢

ここでいう姿勢とは、4つのストレスの一つ「構造的ストレス」の解消のことです。 

 
猫背のような不良姿勢は、身体に負担をかけて、疲労させるだけでなく
 
自律神経の働きにも影響を与えるからです。
 
 
まず、猫背で背中が丸くなる(円背型猫背といいます)
 
ということは背骨も丸まっていますよね。
 
その背骨のわきには自律神経の幹があるので影響を受けてしまうのです。
 
 
 
そして、顔が前に出た首猫背(顔出し型猫背といいます)では、
 
後頭部と首の境が詰まってガチガチに固くなっています。
 
そのすぐ中には、”間脳”という脳があるのですが、
 
そこは、自律神経の中枢があるのです。
 
 
なので、猫背でいることは自律神経の働きに悪い影響を与えるのです。
 
 
 
最近は、「私は猫背だから肩がこって・・・」と自分でいう人も増えてきたように、
 
肩の巻き込み(前肩型猫背といいます)が肩こりを悪化、慢性化させることはイメージしやすいのですが、
 
自律神経にまで関係あるとはおそらく意外だったのではないでしょうか。
 
 

猫背を改善する方法は、今ではたくさんありますが、

大まかにいうと、以下の3つです。

 

・自分で鏡を見ながら姿勢を直す

・ストレッチで猫背の身体を伸ばす

・接骨院・整体院で猫背矯正を受ける

 

ストレッチのやり方については、こちらのブログをご参照ください。

参考:効果的な運動には良い姿勢が大事!

 

また、猫背矯正を受ける場合、あらかじめインターネットで

ご近所の接骨院・整体院のホームページを検索しておくとよいですね。

施術内容や料金、院内の様子などを確認してから行くと安心です。

最近はメールによる無料相談や無料姿勢チェックをしているところも少なくないので

それらを利用の上、納得してから施術を受けられるとよいでしょう。

 

参考;タケダ健康サイト「自律神経」

 

まとめ

・季節の変わり目の体調不良は自律神経の乱れが原因!

自律神経の働きを乱すのは4つのストレス!

・3つの対策で自律神経の働きを改善・予防しよう!

 

改めて自己紹介させていただきます、

私は「東海初の姿勢専門家・猫背矯正マイスター

であり、当院は姿勢専門の治療院でもあります。

 

当院では、単に施術を行うだけでなく、

今回の自律神経に関するお話のような

セルフケアとして日常生活で気を付けなくては

いけないこともしっかりお伝えしています。

 

なので、ご自分の姿勢やストレッチのやり方についてなど

疑問に思うことがあればお気軽にご相談くださいませ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

ご予約はこちらから!
Tel:058-271-5105

 

 

 

「80年の伝統を持つ老舗接骨院の3代目・早野恵貴」