妊活も正しい姿勢が大事?良い妊娠は骨盤位から!

先日、朝のニュース番組で

「日本の出生率が低下を続けている」

というようなことを言っていました。

(「少子高齢化」という言葉も、

いつの間にか聞きなれてしまいましたね)

 

国の人口も問題ではありますが、

若いご夫婦にとってはかわいい赤ちゃん、

熟年のご夫婦にとってはお孫さんの誕生を

楽しみにされている家庭も多いのではないでしょうか。

ですが、妊娠・出産というのは簡単ではなく、

実はリスクもある大変なことです

 

そのため、妊娠について正しい知識と

体調管理の方法、そして人生設計までを考える

「妊活」という概念が生まれてきました。

参考:妊活

 

以下で、妊活の際の体調管理について、

姿勢の専門家としての意見をご紹介します。

 

妊活では正しい姿勢が大事!

妊活の中には、体調管理が含まれますが、

体調を良くし、維持するためには「正しい姿勢」が大事です。

 

なぜなら、背中が丸まるような猫背姿勢では、

胸がつぶれて呼吸が浅くなるので酸欠がちになり、

胸の下のお腹も上から圧迫されて内臓(子宮も)に

負担がかかるうえに、自律神経の働きも影響され、

ホルモンの分泌異常のリスクがあるからです。

(首・肩の凝り、腰痛、見た目が老けて見える、

などのデメリットもありますよね。)

 

そして、姿勢は骨盤の状態(骨盤位といいます)にも左右されます。

 

「猫背」に対するイメージって、

文字通り、背中が丸かったり、

顔(首)が前に出ていたり、

肩が前に巻き込んでいたり、

といった感じが多いかもしれませんが・・・

実はそれらは、土台である「骨盤」が歪んで

傾いていることがそもそもの原因であることが多いのです。

 

なので、正しい姿勢をとるためには

骨盤の状態から見直さなければなりません

 

しかも、出産する時に赤ちゃんが通る産道は、

骨盤の中にありますよね。

 

骨盤が正しい状態にあれば、産道の通りもよく、

赤ちゃんが通るときの旋回もきっとうまくいきやすいでしょう。

ですが、逆に骨盤になにかトラブルがあると、

逆に難産になるリスクがあがる恐れもあります・・・。

 

 

 

 

妊娠中の腰痛などの原因について

ちなみに、妊娠してお腹が大きくなってくると、その重さで

自然と骨盤が前傾した反り腰になるので腰への負担も増えます。

 

その結果、腰痛を訴える妊婦さんは珍しくありませんが、

実は妊娠して間もない頃から、腰痛を訴え始める人も多いようです。

その原因は、女性ホルモンの働きにあります。

 

お産に備えて産道を広げようとするホルモンの働きにより、

骨盤とその周辺の関節やじん帯がゆるむと、

負担にたえられず腰(骨盤)周りに痛みを感じるからです。

繰り返しになりますが赤ちゃんが成長するに従い、

だんだん腰も反ってきて負担も増えるので

妊娠初期からしっかり対策していきましょう。

また、妊娠時の腰痛は出産して終わりではありません。

 

産後も、出産時に恥骨結合などが緩んだ骨盤をそのままにしておくと、

骨盤だけでなく尿モレなどの原因になることもあるからです。

ちなみに、実際に出産を経験したママさん達に

骨盤周りの不快症状を感じたかどうか尋ねたところ、

なんと80%以上の方が不快症状を感じたと回答しています。

 

具体的な骨盤周り不快症状は以下のようなものだそうですね。

・妊娠初期の段階から歩くと骨盤や足の付け根に痛みがあり、

 お腹が大きくなるたびに辛かった。

(病院では痛み止めは出せないと言われ、ひたすら耐えた)

 

・妊娠前は全く腰痛はなかったのに、3ヵ月あたりからずっと腰痛に悩まされた。

 立ってるのも座ってるのも動くのも辛く、料理を作るときが一番きつかった。

なお、こういった骨盤のゆるみ対策については、

「骨盤ベルト」を使用する人が多いようですね。

参考:妊娠初期からの骨盤ケアが必要なわけとは?骨盤ケアに最適なあのアイテムの選び方

 

また、セルフケアで行う

マタニティ・ストレッチ」というものもあり、

そちらは以下のリンク先をご参照ください。

参考:妊婦のストレッチを初期、中期、後期別にご紹介!腰痛、股関節痛、浮腫みに

 

 

 

妊娠前からしっかり対策を!

ここまで、妊活と姿勢(骨盤)、

妊娠から産後の腰痛トラブルなどについて

それぞれご説明してきました。

 

ここで改めて言いたいことは、

妊活の段階で姿勢を正しておくと、

妊娠中・産後の骨盤の状態も悪くなりにくい、

(つまり骨盤周りの深い症状軽減、妊娠出産が順調に!)

ということなのです。

 

そして、事前の予防策には、骨盤周りのストレッチを行い、

「正しい骨盤位をとれるようにすること」がおススメです!

 

 

骨盤のゆがみを直す2つのストレッチ

 

骨盤を前や後ろに傾け、ゆがませる筋肉は、

太ももの前後についているため

それらをストレッチで伸ばすことで

ゆがみを整え、正しい姿勢を取りやすくします。

 

 

1、腸腰筋のストレッチ

腸腰筋は骨盤の中にある筋肉ですが、

この筋肉が短縮していると、骨盤が前傾して反り腰になります。

そこから上体が猫背になります。

 

ストレッチは以下のように行ってください。

1、足を軽く前後にひらきます。

2、右ひざを曲げ、両手を右ひざの上におきます

 (ふらつく場合は、壁際で行い、片手は壁でもOKです)

3、左ひざを床につき、腰を前に押し出し、左太ももの前が伸びて気持ちがいいところで10秒キープ

4、10秒経ったら足を入れ替えて、逆側も同様にしてください。

 

 

2、ハムストリングスのストレッチ

ハムストリングスとは、太ももの後ろ側の筋肉です。

 

大腿四頭筋の裏なので働きも逆、

つまり、この筋肉が短縮すると骨盤が後ろに倒れた後傾となり、

腰から背中が丸まったような猫背になります。

 

ストレッチは以下のように行ってください。

1、椅子に浅く腰掛け、右足を前に伸ばします

2、伸ばした右足はかかとを床につけ、つま先をそらせます

3、右ひざの少しに上に手をあて、ゆっくり身体を前傾させます

4、右足(膝)の裏側が伸びて気持ちが良いところで10秒キープ

5、10秒経ったら、足を入れ替えて左足も行って下さい

 

 

もし、詳しいやり方がわからない

やってみたけどどうも正しいか自信がない

という場合はお近くの姿勢専門の

接骨・整体院などへご相談ください。

 

インターネットで探す場合は、

「地元の地名+猫背矯正」

検索するとよいですよ!

 

まとめ

 

・妊活中は正しい姿勢が大事!正しい姿勢は骨盤から

・妊娠前からストレッチで正しい骨盤位をとっていこう!

 

 

改めて自己紹介させていただきます、

私は東海初の姿勢専門家・猫背矯正マイスター

であり、当院は姿勢専門の治療院でもあります。

 

当院では、単に施術を行うだけでなく、

今回の妊活のように、

セルフケアとして日常生活で気を付けなくては

いけないこともしっかりお伝えしています。

 

なので、ご自分の姿勢やストレッチのやり方についてなど

疑問に思うことがあればお気軽にご相談くださいませ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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Tel:058-271-5105

 

 

 

「80年の伝統を持つ老舗接骨院の3代目・早野恵貴」