季節の変わり目に多い腰痛!その理由と効果的な対策をご紹介!

いつの間にか11月・・・

朝晩の冷え込みだけでなく、

昼間も日陰はすっかり寒くなってきましたね。

 

そんな最近の陽気では、ぎっくり腰や

腰痛が酷くなった患者さまが増えています。

 

なかなかピンとこないかもしれませんが、

こういう季節の変わり目には

腰痛が悪化しやすくなるものなのです。

 

以下で、その理由と対策を書きます。

 

季節の変わり目に腰痛が悪化する4つの理由

①寒暖差が激しい

参考:yahoo天気・災害/岐阜市

 

これは当院のある岐阜の週間予報ですが、

1日の間だけで約10度も温度差があります。

 

しかも、10月までは時に30度をこえる日が

あったことも合わせて考えると

身体への負担はかなりのものになります。

 

負担が蓄積した結果の一つとして、

腰痛のある人は症状がひどくなってしまうのです。

 

②夏の暑い時期、冷たいものを取りすぎて胃腸が弱っている

夏といえるのは9月くらい(残暑)までかもしれませんが、

ここ数年は(先ほどもふれましたが)、

10月といえども暑い日が何日かありました。

 

熱中症で倒れないためにも、

冷たいものをとるわけですが、

冷えは胃腸の働きも悪くします。

 

さらに冷たい飲み物をがぶ飲みしていると、

消化液(胃酸)も薄まって消化不良のリスクもあがり

気が付かないうちに弱ってしまうのです。

 

胃腸が弱っていると栄養のあるものを食べたとしても

十分に消化・吸収されないので身にならず、

腰の疲労も回復できないので腰痛がひどくなってしまいます。

 

 

③夏の疲労が取りきれていない

温度差も体力を奪いますが

暑さそのものも体力を消耗させます。

 

その結果、疲労が抜けきらず、

いつまでも残ってしまうわけです。

 

先ほどの胃腸の話とも関係しますが

たまった疲労は腰痛を悪化させます(涙)

 

④腎臓の負担増が腰に影響

夏場の暑い時には、身体は汗をかくことで体温を下げ、

適正な状態になるよう調節してくれています。

 

それには体内の水分調節の役割もありますが、

だんだん寒くなって汗をかかなくなってくると

腎臓が尿で水分調節をはかる頻度が急増し、

”腎臓に”負担がかかるようになってきます。

 

腎臓はお腹の中では後ろ(背中)側の腰に近いところに位置するため、

実は隣接する大腰筋という筋肉が硬くなりやすいのです。

大腰筋に限らず固くなった筋肉は血行不良となるので、

ぎっくり腰や痛みを起こしやすくなります。

 

 

腰痛悪化に対する4つの対策

 

①ストレッチ  

特に、ぎっくり腰は”全身”の筋疲労から生じやすいので、

腰だけでなく、脚・お尻・肩周り等の筋肉も緩めておきましょう。

 

腰のような痛みのある部分だけでなく、

全身をバランスよくのびのびさせることが重要です!

 

 

 

②身体を冷やさない服装

朝晩の寒暖差があるので、身体を冷やさないように服装も気をつけましょう。

 

人の身体は、脳や内臓には優先的に体温が保つようになっていますが、

下半身、特に膝から下は今の時期、意外と冷えてしまうものです。

 

油断せず足元から温かい服装をしてくださいね!

 

③胃腸に優しい食事や飲み物を取るようにする。

これは前述の弱った胃腸を回復させるためにも必要です!

 

栄養の多い緑黄色野菜などの素材を選び、

冷たいものを避け、消化に良い食事を選ぶようにしてくださいね。

 

 

④朝は寝床でゴロゴロしてから起きる

日ごろ仕事や家事で疲れていると、

朝も起床時間ギリギリまで寝ていて、

時間になったら無理やり起きる、

という生活になってるかもしれません。

 

ですが、起床時は”急に”起き上がろうとしない方が良いですよ

 

目が覚めたら、布団の中で身体を揺らしたり、

股関節を曲げ伸ばししたりしてると血行がよくなってきます。

 

それから起きるようにするとぎっくり腰や

腰痛悪化のリスクが下がります。

 

 

猫背を矯正することでさらに効果があがる!

 

ここまで、季節の変わり目に多い腰痛の

理由と対策を4つずつご紹介してきました。

 

ですが、さらに根本的な対策があります。

 

それは、猫背を直し、普段から

正しい姿勢をとるようにすることです。

 

今や日本人の8割は猫背と言われるくらい

猫背になっている人の割合は多くなってきました。

 

そして、猫背とは単に背中が丸いだけではありません。

 

肩が巻き込んだり顔が前に出たりもしますが、それは

身体の中心にある骨盤の歪みが原因になっています。

 

骨盤とは、腰の大きな骨のことです。

 

骨盤は上半身と下半身をつなぐ中心であり、

背骨の土台であり、腰のすぐ下に位置しています。

そんな骨盤が歪んでしまったら腰痛だけでなく、

肩こりや首の痛みの原因になるのは無理がないと思いませんか?

 

骨盤の歪みとは、大きくいって、

前に傾いた前傾と後ろに傾いた後傾があります。

(左右の高さが違う場合もありますが、

 自分で直す場合は前傾・後傾の方がやりやすいので

 申し訳ありませんが割愛させていただきます)

そして骨盤が歪む原因としては

普段なにげなくしている動作や

前述の胃腸や腎臓の不調などが挙げられます。

 

例えば、長時間のデスクワークや立ち仕事、

運動不足による筋力低下、食事の時やテレビを見てる姿勢、

スマホの見過ぎ、内臓の不調や心理的要素などなど・・・

 

そういったことをしている時のご自身の姿勢を

一回チェックしてみてください。

 

ただし、まず見ていただきたいのは「腰と骨盤の状態」です。

 

骨盤が前傾していると腰が反った(反り腰)姿勢になり、

後傾していると逆に腰から丸くなります。

 

もともと腰の骨(腰椎)は緩く前にカーブを描く(前弯している)ものですが、

前傾の反り腰では過前弯といってカーブがきつくなり、

後傾では後弯といって、通常とは逆の方向にカーブをします。

どちらの場合も、常に腰には過度の負担がかかり続けることになります。

 

負担がかかり続けた結果、主に筋肉が疲労し

たまった疲労は筋肉を固くしてコリとなり、

血行も悪くなるので、

季節の変わり目には耐えきれずに腰痛が悪化しやすいのです。

 

なので、上記4つの対策をする時も

普段から骨盤から正しい姿勢をとることを心掛けてみてください。

 

ただし、パソコン作業などに集中していると

無意識に猫背になっていることがあると思います。

そういう集中状態では猫背の方が良い仕事ができますよね?

 

なので、思い切って集中する時は猫背で行っていただき、

終わったらまたストレッチなどで正しい姿勢に戻るようにすると良いですよ!

 

骨盤から猫背を直すにはストレッチがおススメ!

 

 

骨盤前傾を直す大腿四頭筋のストレッチ

大腿四頭筋は、太ももの前にある大きな筋肉ですが、

この筋肉が短縮していると、骨盤が前傾して反り腰になります。

 

ストレッチは以下のように行ってください。

1、ふらつかないよう壁などに手をついて立ちます

2、右ひざを曲げ、右手で右足の甲をつかみます

3、太ももの前が伸びて気持ちがいいところで10秒キープ

4、10秒経ったら足を入れ替えて、左足も同様にしてください。

 

骨盤後傾を直すハムストリングスのストレッチ

ハムストリングスとは、太ももの後ろ側の筋肉です。

 

大腿四頭筋の裏なので働きも逆、

つまり、この筋肉が短縮すると骨盤が後ろに倒れた後傾となり、

腰から背中が丸まったような猫背になります。

 

ストレッチは以下のように行ってください。

1、椅子に浅く腰掛け、右足を前に伸ばします

2、伸ばした右足はかかとを床につけ、つま先をそらせます

3、右ひざの少しに上に手をあて、ゆっくり身体を前傾させます

4、右足(膝)の裏側が伸びて気持ちが良いところで10秒キープ

5、10秒経ったら、足を入れ替えて左足も行って下さい

 

背すじを伸ばす簡単ストレッチ

骨盤前後の筋肉をストレッチで伸ばし、

前傾・後傾をまっすぐに直せるようになったら、

今度は上体もストレッチでまっすぐにさせましょう!

 

主に広背筋や大胸筋などを伸ばすことが目的です。

 

ストレッチは以下のようにおこなってください。

1、まず床に仰向けに寝てください

2、身体の力を抜き、両手をバンザイさせてください

 (できれば、両腕を耳にピタッとつける

3、そのまま10秒キープ

 

 

巻き肩で肩がガチガチにかたまっていると、

耳にピタッとつくところまで上がらないことがあります。

 

その場合は、上がるところまでで結構です。

単に大の字になるだけでも効果はあります。

 

また、腰がつっぱるような人は、

膝を曲げて立てて行ってくださいね!

(膝を曲げると腰が楽になります)

 

 

まとめ

・季節の変わり目には腰痛が悪化しやすい

・その4つの理由と4つの対策をご紹介!

・でも、骨盤から猫背を直すことも忘れないで!

 

 

改めて自己紹介させていただきます、

私は「東海初の姿勢専門家・猫背矯正マイスター

であり、当院は姿勢専門の治療院でもあります。

 

当院では、単に施術を行うだけでなく、

今回のように、セルフケアとして

日常生活で気を付けなくては

いけないこともしっかりお伝えしています。

 

なお、当院では「はける骨盤ベルト」として、

「整体ショーツNEO+(ネオプラス)」という

整体グッズも取りあつかっておりますので

お気軽にご相談くださいませ。

(画像をクリックすると整体ショーツの公式サイトをご覧になれます)

 

もし疑問に思うことがあればお気軽にご相談くださいませ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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Tel:058-271-5105

 

 

 

「80年の伝統を持つ老舗接骨院の3代目・早野恵貴」