夏場のマスク着用は熱中症・頭痛・肌荒れのリスク……快適にするためにできること

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梅雨明けしたとたん急激に暑くなりましたが、皆さんお元気ですごされてますか?

今年の夏はマスクと過ごすことになりましたが、夏場のマスク着用による熱中症がたびたび話題になりますよね。

それに加えて先日SNSでは「マスク頭痛」がトレンドになるなど、夏場のマスク着用による体調不良は注意が必要です。

そこで今回は、夏のマスク着用について、考えられる注意点をまとめてみました。

 

 

■ 夏のマスク着用による体調不良

厚生労働省の発表によると、マスクの着用によって体内ではこんな変化が生じることがあると確認されています。

  • 心拍数の上昇
  • 呼吸数の増加
  • 血中二酸化炭素濃度の上昇
  • 体感温度の上昇

これによって、夏場のマスク着用によって起こりうる体調不良はたとえばこんなものが考えられます。

  • 熱中症
  • 酸欠状態
  • 頭痛
  • 肌荒れ
  • 自律神経の乱れ

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

 

熱中症

マスク着用によって熱中症のリスクが高まる理由は、主に3つあります。

  • 熱が逃げにくくなる
  • 脱水症状が起きやすい
  • 体温調整がしにくい

マスクをしていると、顔まわりの熱が逃げにくくなります。

また吸う空気の温度・湿度が高くなるので、より熱を帯びやすくなります。

すると、身体の熱をうまく逃がせなかったり体温調整がうまくできず、熱中症のリスクが高まってしまうのです。

 

酸欠状態

マスクを着用すると口呼吸になりやすいといわれています。

口呼吸だと肺呼吸になり呼吸が浅くなりやすいですし、自分が吐き出した二酸化炭素を吸うことで慢性的な酸欠状態になりやすいのです。

さらにコロナの緊張感・不安から呼吸が浅くなりやすく、より一層、酸欠状態になりやすいタイミングでもあります。

酸欠がもたらす不調は、頭痛や吐き気、自律神経の乱れによる気持ちの落ち込みなど、なかなかにツラいもの。

 

頭痛

先にご紹介した「酸欠状態」のところとも深く関係するのですが、「マスク頭痛」の原因には大きく2つあります。

  • マスクによる酸欠状態
  • マスクによる後頭部のしめつけ

とくに、夏場は汗をかいてマスクが湿ってしまうので、よけいに十分な呼吸ができなくなってしまいます。

また、意外と盲点なのが「マスクによるしめつけ」。

マスクのしめつけによって血流が妨げられ、十分な血液が頭部にいきわたらなくなります。。

その結果、頭痛に悩まされることになってしまうのです。

 

肌荒れ

マスクを着用するようになってから増えているのが、肌トラブル。

ニキビが増えたり、汗疹が出てしまったりと、マスクによる肌荒れに悩む人が多いと聞きます。

このお悩みが多いのはとくに女性ですよね。

原因としては、マスク内の加湿状態が続くことで、肌の保護機能が低下することが挙げられます。

また、マスクとの摩擦も肌荒れに関係しているようです。

特に夏場は、マスクが汗を吸ってしまうので、摩擦による肌の負担はより大きくなってしまいます。

 

自律神経の乱れ

マスク着用はメンタルをも左右する可能性があります。

というのも、先に述べた「酸欠状態」とも関係するのですが、自律神経を整えるには深くてゆっくりした呼吸が必要不可欠です。

呼吸が浅くなり、酸素や血液が体内に十分にいきわたらなくなることで、自律神経の乱れを招く可能性があります。

自律神経が乱れると、気持ちの落ち込みやイラつき、疲れやすさなどさらなる不調につながります。

自律神経についてはこちらの記事もおすすめです。

雨つづきで体調が悪い……自律神経の乱れによる気象病に要注意

 

 

 

■ 夏場のマスク着用を快適にするコツ

 

エアコンを使用する

最近、エアコンをつけていなかったために自宅で熱中症になった高齢者のニュースをよく見かけます。

実は、熱中症になるのが一番多い場所は「自宅」といわれています。

エアコンがある場所ではエアコンをつけるようにしましょう。

その際、こまめに窓を開けて換気することと、エアコンの設定温度を見直すことも忘れずに行ってみてください。

 

こまめに少しづつ水分補給する

のどが渇くと、一気に水分をがぶ飲みしたくなると思いますが、それはNGです。

一気に水だけを飲むと、血液のナトリウム濃度が薄くなってしまいs、体調が悪化するおそれがあります。

ですので、こまめに少しづつ水分をとるようにしましょう。

のどが渇いてからでは遅いので、時間で区切るなどして、こまめに水分補給してみてください。

オススメは、水1リットルに対して1~2gの塩を加えること。

汗をかいて失われる塩分も補給するようにしましょう。

また、糖分の多い清涼飲料水はよけいにのどが渇いてしまうので、夏場の水分補給にはあまりおすすめしません。

 

密でない屋外ではマスクを外す

厚生労働省の発表では、マスク着用による熱中症防止のため、以下の条件のときはマスクを外すことを勧めています。

・屋外である
・人と2m以上離れている

周囲をみて密でなさそうであれば、たまにはマスクを外して身体を労わってみてください。

マスクを外してこまめに深呼吸するのもおすすめです。

 

涼しい服を選ぶ

夏場の服装の工夫も、マスクによる体調不良の防止策になります。

少しでも涼しくいるためにおすすめなのは、こんな服や生地です。

  • 半袖シャツ
  • 袖のまくりやすいシャツ
  • 開襟シャツ
  • ノーネクタイ
  • ゆったり着れる服
  • 熱を吸収しやすい黒を避ける
  • 麻・綿・レーヨンの生地の服

マスクを着用していると、ただでさえ熱がこもりやすいので、少しでも熱を逃がす工夫が必要です。

 

日傘をつかう

今日では、男性や子どもも日傘をつかう時代。

環境省などが開催したイベントでは、日傘を使うと汗の量が減ったり、人間の熱ストレスが減少したりとたくさんのメリットが確認されたのだそう。

日傘を選ぶときは、遮熱効果がある、できれば一級遮光のものを選ぶのがおすすめです。

 

肌に合ったマスクを使う

マスクによる肌荒れを防ぐにはマスク選びも重要。

不織布マスクは意外と摩擦が大きかったりして肌が荒れやすいことも。

最近はさまざまな生地のマスクも出回るようになったので、ご自身の肌に合うマスクを見つけてみましょう。

 

 

■ 姿勢をととのえて不調をスッキリ!早野接骨院にできること

呼吸が浅くなったり、自律神経が乱れたりすると、だんだんと姿勢も崩れてきます。

背中が丸まったり、顔が前に出てしまうことで、腰・肩・首・膝に負担がかかることも。

また、姿勢がくずれるとさらに呼吸が浅くなったり自律神経が乱れたりと悪循環に陥ります。

そこで、この夏を健康的にのりきるために、姿勢改善をおすすめしています。

 

岐阜県岐阜市にある早野整骨院には、猫背矯正マイスターがいます。

猫背矯正マイスターとは、「一般社団法人日本施術マイスター養成協会」主催の講習と厳しい認定試験をパスした、猫背に関するたしかな知識と施術技術を有した者のみに与えられる認定資格です。

 

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